生産緑地の面積は...
【生産緑地はどの位あるのか...】
先日弊社メインホームページブログで「田園住居地域」と「生産緑地指定」について少し触れました。
いったいどの位の面積になるかというと...。
2015年の国土交通省の発表によると日本全体における生産緑地の面積は13,314ha、
東京ドームの大きさに直すと2,805個分です。
※1ha=0.01平方キロメートル
では大都市圏といわれている地域はどうでしょうか。
東京都の場合、
3296.4ha=東京ドーム701個分
になります。
その中でも八王子市(244.9ha)、町田市(236.9ha)、立川市(210.2ha)ですが、
23区内でも練馬区(189.4ha)、世田谷区(95.4ha)、江戸川区(63.9ha)と、
通勤・通学に都心に出るのに便利といわれている地域でも生産緑地の面積が大きい事がわかります。
東京以外の首都圏では...
【神奈川県】
総面積241,592haに対し、
生産緑地面積は1380.2ha(東京ドーム293個分)で、
その中でも、横浜市が307ha、川崎市が290.7haを占めています。
【埼玉県】
総面積379,775haに対し、
生産緑地面積は1,792.8ha(東京ドーム381個分)で、
その中でも県庁所在地が存在するさいたま市が357.7haを占めています。
【千葉県】
総面積515,764haに対し、
生産緑地面積は1,157.3ha(東京ドーム250個分)で、
船橋市は192.6ha、柏市が176.2haの順に占めています。
では愛知県はどうでしょうか?
総面積517,290haに対し、
生産緑地面積は1,165.9ha(東京ドーム248個分)で、
名古屋市がそのうち275.3haとなっています。
では、関西圏ではどうでしょうか?
【大阪府】
総面積190,514haに対し、
生産緑地面積は2,068ha(東京ドーム440個分)で、
堺市が169haとなっています。
【京都府】
総面積461,216haに対し、
生産緑地面積は837.1ha(東京ドーム178個分)で、
京都府が612.2haとかなりの面積を占めています。
上記は2015年3月のデータなので少し時間が経過しておりますが...
京都市の生産緑地面積は、
首都圏の中でも生産緑地面積合計が多いさいたま市と比較しても約1.7倍のの広さです。
生産緑地面積の合計の広さは何となくイメージがつかめたと思いますが、
では2022年、生産緑地指定が30年を経過する土地が出始めて、
税制面等で売却せざるをえなく売却の土地が増えるのかというと...。
一概にそうとは言えません。
この続きは次回以降に投稿します。
【ブログ著者プロフィール】
安孫子 友紀
縁(えにし)合同会社 代表
https://www.zennichi.net/b/enishi-re/index.asp
2017年7月、東京都墨田区に事務所を構え、
同年9月より営業開始。
宅地建物取引業を中心に業務展開。
不動産の売買・賃貸・管理のみならず、
不動産活用の転用の等のアドバイス業務や、
移住・二住居政策の支援等も行っている。
メールでのご質問等も可能。
ブログ等の一覧は...
https://peraichi.com/landing_pages/view/enishire
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